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ここに注目!募集馬選びでチェックしたい6項目

 ひとまずウインは出資候補を絞り込んだぞ!なブログ、Turfwave525へようこそ!

 毎年この季節は、各クラブから送られてくる1歳募集馬のカタログやDVDを見ながら出資馬を決めていく時期。勝てずに崖っぷちにいる未勝利馬のことはひとまず置いておいて(?) 未来ある若駒に期待を馳せる、1年で1番楽しい頃かもしれません。

 そこで、「こんなところに注目して出資馬を選んでるよ」という自分が重視しているポイント6つを書きだしてみます。ただし、あくまでもざっくりとした話で、「○○厩舎はNG」とか具体的なことは書いていません。そういうのを知りたい方は競馬場とか飲み会で直接お願いします(笑)

20100627 コンデュイット / Conduit

1.血統 – バックボーンは大事

 まずは血統。父馬と母馬、さらには兄や姉をチェックして、どんな馬でどんな条件のレースで活躍してくれそうなのかを探ります。まぁ推測したところで、実際はほとんど裏切られますけども← ダートでコツコツ走りそうなのか、あるいは芝のクラシックでも夢が見られそうなのか。とりあえず1勝を狙うぐらいなら募集価格は割安な方がいいですし、逆にリスクをとってでも大きな舞台でと願うなら募集価格が高くてもやむを得ないかなと。

 新種牡馬、あるいは母のはじめての仔。そういう馬に出資する場合は、それこそ指標になるものがないので、リスクとしてはとても大きくなります。特に新種牡馬の場合は、子どもがマジメなのか荒いのか、仕上がりやすいのか奥手なのか、芝で走るのかダートがいいのか、、、などなど。種付けの段階から出産、育成、そして厩舎に入って実際にレースに出るまで、見る側だけではなく手掛ける関係者にとっても全てが手探りで、実際にノウハウを収得するまでに時間がかかるので、それがリスクになるかなと。募集価格としても、これまでの傾向を踏襲した値段ではないので、走ってみたら意外と割安だった、あるいは割高になってしまったという差が出やすいのも新種牡馬の特徴ですね。

 母という面で見れば、初仔は身体が小さくでることが多いです。あとはいくら祖母や姉妹が活躍馬を出していたとしても、母に限ってはダメというケースもあります^^; もちろん逆に思わぬ活躍馬を出すこともあるのですが、、、。

2.厩舎 – クラブとの相性

 そして厩舎。成績がよくて重賞でも常連な厩舎に入れるのがベストではあるのですが。でもでも、重賞に出走するような馬を優先するが故に、未勝利クラスだとなかなか入厩させてくれないだとか。あるいは、同じぐらいの馬が2頭いるとして、個人馬主Aの馬とクラブBの馬だった場合にAの馬を優先させてしまうとか。そういったネガティブな要素だけではなくて、厩舎のタイプとしてじっくりとレース間隔をあけつつ馬を育てていくのか、あるいはレース間隔を詰めて経験を積ませて馬に教えていくのか。芝が得意 or ダートが得意、などなど、、、。厩舎によっていろいろカラーがあるので、自分がその厩舎の方針を好きになれるかどうか、あるいはその方針が募集馬にあっているかどうかもチェックしておきたいですね。

 外部からだとなかなかそういうのは分かりにくかったりするのですが、カンタンに調べる方法としては、同じクラブの先輩馬がどのような使われ方をしたのかチェックするというのがいいと思います。先輩馬をちゃんとコンスタントに使っていてくれるのか、あるいは騎手の選び方が納得できるかどうか。成績下位の厩舎であっても、クラブとは相性が良くて所属馬が好成績をあげているってパターンもありますからね。

3.馬体 – バランスと馬体重

 以前は馬体だけで判断材料の80%くらいを占めていたんですが、今は20%くらいかなぁ。前述の血統と厩舎をより重視するようになりました。馬体を見極めるって言っても実際やってみるとなかなか大変なのですが^^; 写真を眺めてみて、その馬が将来的に競馬場のパドックに出てきたときに理想の馬体になってくれているかどうかっていう点を想像します。理想よりも首が短いとか太いとか、脚が長いとか短いとか、筋肉がつきそうかそうではないかとか。芝で走るなら脚がスラッとしてる方がいいですし、ダートで期待するなら首が太くて筋肉モリモリな方がいいですね。

 あとは馬体重でしょうか。1歳の募集時から、2歳以降になって実際に走る時期までに大きく成長しますし、その度合いは馬によっても異なるので、なかなか目安が掴みにくいのですが。デビューする頃になっても420キロを切っているようだと危険ですね。体重がドンドン増える馬だと、その分だけ調教でビシビシやっても堪えず乗り切ってくれるのですが、体重が増えない馬だと、調教をやる度に体重が減ってしまって、強い負荷がかけにくいというのが現実。特に牝馬だと体重が増えずに調教ができないという悪循環になりやすいので注意したいところ。逆に530キロ以上だと脚元に負担が掛かりすぎて調整しにくいって面もあるのですが、、、。何事もほどほどが1番です。

20100627 イクスキューズ親仔

4.歩様 – 静と動で大きく変わる

 馬体の項目で判断項目をいろいろと書いたのですが、そうはいっても写真1枚だけではなかなか馬の全貌は掴みきれません。止まっているときは良くても、DVDで実際動いてるシーンだと歩き方がひょろひょろだったりとか。逆に写真の角度とか姿勢とかでよく見えなかった馬が、動く映像だとよく見えるなんてこともあります。そういう意味で歩様は大事。まだまだ幼いけれども、このまま新馬戦のパドックに出てきても大丈夫だなぁと思わせるだけの雰囲気があれば合格点かなと。

 歩き方がぎこちない場合でも、原因が一過性のものであって、徐々に良くなっていくケースももちろんあります。生まれてからデビューするまで全く悪いところなく完璧にいく馬なんてほとんど存在しないので、歩様にしても馬体にしても、状況が許すのであればしばらく様子見して成長を見守るというのもアリです。即日満口になってしまうような馬だとなかなかそうもいかないのですが、、、^^;

5.厩舎×血統 – 期待値を推し量る

 ここまでいろいろと想像力を働かせて、思考回路がパンク気味だと思うのですが、ここからは更に想像力が要求されます^^; それは「この厩舎にこの馬が入ったのはなぜか」と推測する力。

 たとえば、自分が馬主で2頭の馬をもっていて、この馬を2人の調教師に振り分けるとした場合、自分ならどう割り振るかということを想像してみます。自由に割り振れるというのであれば、より期待している馬の方を、成績や相性の良い調教師に預けたいと思うのは当然のことで。あるいは、兄や姉で結果を出してくれていたので、ゆかりの血統である弟や妹もその厩舎へ、、、というのも自然な流れ。

 逆に言うと、これまでの兄姉はずっと同じ厩舎に入れていたのに、今回は変わったというパターンだと要注意。今までの仔よりも期待できるから良い厩舎に入れたのか、それとも出来が今ひとつなので別の厩舎に入れたのか。若手で未知数な調教師にあえて難癖ある馬を預かってもらって、その調教師の実力を見るというケースもあるでしょう。

 こればっかりはカタログとかDVDで分かることではないので、過去数年の流れとか成績から読み解くしかないです。さらに見る側の希望的観測とか邪念が加わりますし、当然ながら馬なんて100%前評判通りに走るわけでもないので、与えられた検討材料からどう想像を膨らませるかでしかないのですが。

6.人気 – 欲しくても買えない馬

 ここまで血眼になって必死に検討して、理想的な馬が見つかったとして。会員数が少なかったり、あるいは入厩直前まで余裕で検討できたりするような馬ならいいのですが、そうはいかないのが現実。血統が良くて厩舎も申し分なしとなれば、競争率がアップするのは当然なわけで、、、。

 気になった馬が先着順とか抽選で即日満口になるようであれば、まず真っ先に申し込まないといけません。最優先とか、第1希望から順に書いていくとかってシステムがある場合には、会員の中でどの馬がどれぐらい人気になるのかを読むのも大事になってきます。優先順位を見誤ったがために、結果として1頭も希望の馬に出資できないなんてこともありますしね。

 抽選になった場合には、ひたすら天に祈りまくりましょう(笑) ちなみに、これまで抽選で出資が叶わなかった馬としては、マイネルラクリマ(重賞勝ち)とかマイネルプリマス(1000万条件)などがいます。こればっかりは運も関わってきますので、、、仕方無い。

 完全抽選ならばいいのですが、これまでの出資金額に応じて出資の可否を決めるってクラブもあります。この場合は、古くからクラブに在籍している会員さんや、個人馬主レベルの会員さんと札束での殴り合いになりますので、いろいろ覚悟しておきましょう^^; クラブで経験を積んで個人馬主にステップアップというケースもありますし、同じ値段で1頭丸々持つよりは共有でもいいから血統の良い馬に出資したいという理由もあります。そういったことから、個人で持つだけではなくてクラブでも掛け持ちで出資しているというケースは結構あります。そういったとこに普通のサラリーマンが竹槍で突っ込んでいっても勝ち目は薄いわけで(笑)

20120624 マイネルラクリマ / Meiner Lacrima

結論 – 現実と理想のせめぎ合い

 書いててだんだんテンション下がってきました^^; まぁしかし、募集馬に出資するというのは夢でもあり現実でもあり。資金が無尽蔵なら好きな馬に好きなだけ投資できますが、そうでなければ自分の立ち位置に沿った形で楽しむことになるわけで。手っ取り早く稼ぎたいだけなら、レース数分前まで吟味できるという意味で、馬券で勝負する方がよっぽど効率が良いです。競走馬の出資には大きなリスクが伴いますので、金銭的な見返りだけを求める方にはオススメできません(某総帥風)

 あ、ウインで新規入会を考えてる方は、紹介キャンペーンで入会金2万円→1万円になりますので、ひっそり?ご連絡ください。そのぶん自分に1万円の金券が(げふんげふん

この記事へのコメント

  1. わたる より:

    はじめまして。

    実は今、ウインへの入会を考えています。
    新規入会の場合、ウインでは一次入札から参加できるのでしょうか?

    • 管理人だば より:

      わたるさん、コメントありがとうございます!

      ウインの場合ですが、今年の募集(現1歳世代)は既に6月後半にはじまっていて既に数頭、満口でこれ以上出資できない馬が出ています。また、秋には追加で2次募集がかかると思いますので、以下はその際の参考にしていただければ幸いです。

      毎年募集開始から1週間ほどは会員優先期間として、新規入会者が申し込めない時期があります。それ以降であれば既会員・新規会員問わずに出資ができます。今年は(おそらく来年以降も?)会員優先期間のうちに満口になってしまう馬はいなかったので、優先期間うんぬんはあまり気にせず、好きな馬がいたタイミングで出資されるといいと思います。1度申し込んでしまえば次の世代からは会員として優先期間からも出資できますので。

      • 井上 より:

        ありがとうございます!来年、やってみたいなと思っています!

        • 管理人だば より:

          現1歳の1次募集馬30頭のうち満口になったのは4頭のみですし、更に追加となる2次募集馬も発表されています。気になる馬が満口になっていない場合には今年からやってみるのも手ですよ^^

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